真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺

現在の位置

五色線

ここからメインの本文です。

‡ 仏教の瞑想 ―悟りへの道

・ トップページに戻る

1.瞑想について

瞑想とは何か

伝統と流行のはざまで

なぜ仏教では瞑想するのか

悟りへの道

・ 目次へ戻る

2.止観について

止観とは何か

仏教の瞑想、それは止観である。

止観双運

現在の世間に見るヴィパッサナーの流行についてと、止観についての伝統的見解。

禅とは何か

悟りの階梯を登るその途上、必ず得られるべきとされる止観均行の勝れた心的状態。

念とは何か

道を修めるにおいて不可欠なる心の働き、念とは何か。その語義と修習の内容、功徳について。

五停心観

三毒(貪瞋痴)により迷い盲[めしい]た心を停め、智慧を獲得するための心を整える、すなわち禅を得て心を清浄とするための五つの修習法。

四念住(四念処)

「四念住の修習を望まぬ者は即ち聖道を望まぬ者である」とすら説かれる、菩提への要道。仏教には数多くの修道論があると云えど、畢竟その全てはこの四念住に集約される、とすら言い得る修習法。

不浄観

人の身体の無常にして不浄なることを知り、特に貪欲(愛欲)を対治する修習。人が死して朽ち果てていく様を具体的に観想する。

四無量心観

慈悲喜捨。怒りを鎮め、生きとし生けるものを愍み、その幸福を喜び、そして如何なる者にも平等であり、執着しないことを修習することによって心を陶冶する、四種の修習法。

安般念(持息念・数息観・アーナーパーナサティ)

妄念を遮し、その瞬間瞬間の身心を見つめ、心を寂滅させる修習。アーナーパーナ・スムリティ、アーナーパーナ・サティ、安那般那念、持息念などの呼称がある。一般に数息観とも言われる。止観双運して解脱に至る。

十六特勝(安般念による四念処と七覚支の修習)

安那般那念における、十六に分けて説かれた呼吸ならびに身心の状態、観察対象。十六特勝は、数息観における十六段階の課程でも、十六の呼吸法を説いたものでもない。

三十七菩提分法(三十七道品)

仏家の本道、人をして涅槃・解脱に趣かせる道。菩提の精髄。

・ 目次へ戻る

3.止観の修習

如実知自心

向上・変化を求めてのものであれば、それがどのような種のものであれ、およそ瞑想を修めんとする人皆が承知しておいたがよい事柄。

前方便

止観を修習する前提として伝統的に説かれる、行者が整えるべき諸条件について。

地遍の修習

分別説部大寺派で行われる十遍の業処のうち、特に地遍の修習法について。

月輪観の修習

真言密教(金剛乗)で行われる、月輪観の修習法について。

四無量心観の修習

大乗小乗の別なく仏教を通じて広く行われる、四無量心観の修習法について。

安般念の修習

大乗・小乗の別なく仏教を通じて広く行われる、安般念(数息観・アーナーパーナサティ)の修習法について。

 

・ 目次へ戻る

4.止観を説く仏典

『雑阿含経』(安般念の修習)

南無仏。安那般那念(安般念・持息念)を次第して説く一連の小経(No.801-815)。安般念を修めることによる功徳や、十六特勝などと言われる安般念の内容が説かれ、安般念に習熟することによって四念処そして七覚支を成就することが説かれる。

『増一阿含経』安般品 第十七之一

南無仏。仏陀が実子であり修行者となった羅雲(ラーフラ)尊者に対し、安般念を修めるべきことを説く経。安般念を修習することによる功徳、そして羅雲尊者が安般念によってついに阿羅漢果を得るまでが説かれる。

『中阿含経』「念処経」(四念住の修習)

南無仏。四念住(四念処・四意止)とは何か、その内容の一々が説かれる。

Saṃyutta Nikāya, Ānāpānasaṃyutta(相応部 「安般相応」)

南無仏。漢訳『雑阿含経』に対応するパーリ語経蔵のうち相応部にて、安那般那念(アーナーパーナサティ)について説かれる20の小経がまとめられた「安般相応」。安般念をいかに修めるかなどが説かれる。

Majjhima Nikāya, Ānāpānasatisutta(中部 『安那般那念経』)

南無仏。パーリ語経蔵のうち中部に収められる、安那般那念について説かれた経典。安般念をいかに修めるか、その位置づけや功徳などが説かれる。

Aṅguttara Nikāya, Yuganaddhasutta(増支部 『双運経』)

南無仏。パーリ語経蔵のうち増支部に収められる、止観について説かれたごく短い経典。人が阿羅漢果に至るのには、すべからく止観による四つの道程いずれかに依るものであることが説かれる。

『仏説 大安般守意経』

南無仏。安那般那念を微に入り細に渡って説く経。経典を初めて漢訳した大徳、安世高による、いわゆる古訳経典の為、読解が非常に難解ながら処処に優れて有益な教えに溢れる。

訶梨跋摩 『成実論』止観品

訶梨跋摩(Harivarman)による論書『成実論』のうち、止観とは何かが論じられる一章。『成実論』では止観品だけでなく、随所に瞑想についての説を展開している。

世親 『止観門論

世親(Vasubandhu)菩薩によって著されたという書。特に不浄観に焦点をあて、その要と効とが説かれる。

善無畏 『無畏三蔵禅要』

真言密教の伝持八祖に挙げられる善無畏三蔵による書。禅要などと言いながら、まず瞑想を修める前になされるべき受戒など種種の方便を説くことにその大部分が費やされているため、むしろ密教の受戒次第と言える書。

智顗 『修習止観坐禅法要』

天台大師智顗による、漢語仏教圏における瞑想指南書の白眉。『天台小止観』などとも通称されるが、いわゆる天台教学にそれほど関せず、止観を修習するための要を簡潔が説かれる。

実恵 『阿字観用心口決』

伝説するに、弘法大師空海の直弟子実恵[じちえ]が師からの教えを筆受したものと言われる、阿字観なる修習法を初めて説いた書。

慈雲 『数息観大要』

慈雲尊者による、数息観(安那般那念)を修する上での心得を簡便に記した小篇。

・ 目次へ戻る

・ トップページに戻る

メインの本文はここまでです。

メニューへ戻る


五色線

現在の位置

このページは以上です。